朝日が顔を出す その前に出発だ 森と湖を越えて 今日は何が起こるかな 寝ぼけ眼を擦り 君はよろよろと歩く 頼りない背中だなって 僕は笑いながら言ったんだ どんな魔法でも作り出せないんだ 一人よりも二人の法則 伝わるかな 何気ない日々の窮屈さも 君と居れば幸せに変わる 見えない扉にノックをして 外側から迎えに行くよ 足跡を見つけたよ 何処へ続くのだろう 「あの方向へ向かってる」って それじゃあ 付き合ってくれるかい? 泣き声が聞こえたよ 君は何故泣いてるの 迷子なんだね 僕も同じさ 良ければ 僕らと行こうよ 誰のでもない物語さ 物の見事に決めてやろうぜ 名前は最後に付ければいい 僕らはいつも迷子だった 目的地まであとどれくらい そもそも何処へ 行こうとしてるんだっけ いや どうでもいいんだ 空っぽの鞄に 水筒とコンパスを詰めたら 僕らはきっと 何処へだって行けるから 迷子が寄り添って ここに揃うキャラバン 強くはない僕らなりの 歩幅で今歩いていこう 1+1から始めればいい どうせ嫌でも朝日は登る 決して多くはなくていい これは僕らの迷い子ストーリー 何気ない日々の退屈さえ 触れて分けあえる それだけでいいよ さりげない日々も忘れないように くだらない事も書き記そう これが僕らの迷い子ストーリー