青白い画面の向こうに 誰よりも近い君がいる 顔も声も知らないまま 心だけが毎日近づいていく 現実の誰より 私の涙をわかってくれた ログインして、君に会う アイコン越しの君が好き 本名も知らない 触れられない それでもここが 私の居場所だった 「おはよう」の文字に救われた朝 眠れなかった夜の話も 打ち明けられるのはきっと 画面越しだから 素直でいられた 恋だなんて思ってない そう言い聞かせながら 待っていたのは君の返信だけ ログインして、君に会う どんな言葉よりあたたかい 見えないだけで 確かにいた 孤独の隙間に咲いた恋だった 画面が消えても 想いは消えない 電源の外にも 君が残ってる ログインして、君に会う バーチャルの中に本当がある いつかどこかで会えたとしても きっと私は このままの君が好き