暖かい日の光り 穏やかな風の吹く街 摘み取られた花は 朝露に濡れたまま 柔らかい腕の中 遠い記憶手繰り寄せる 彼女の名を呼んでも 花の声は届かない 前ぶれなく遠のく地面 新たな世界に生きるために… MARIA 私を導いて 貴女の微笑で 信じる事が 間違いじゃぁないと言って 小高い丘の上 乙女の夢見る瞳は 迷わずすがりついた 小さな手は「知らない」 過ちでも結ばれた絆 顔を背けても声は消えず MARIA 子供のままの 無邪気な残酷 しなやかな手で その子を十字架にかける 過ちでも結ばれた生命 傷を嘆くのは幼子だけ MARIA まだ力のない 小さな命は あの丘の上で 貴女を求めた 「私を見つめて」「私を愛して」 しなやかな手で MARIA! その児を十字架にかけた