午後10時20分頃、異様な光景。 一体男性に何が起きたのか。 「どっち向いても目くそ鼻くそ 僕たち特別な三つ星のフルコース 流行とは程遠くできる 事とやりたい事を選んだそれは私が 理想の私を捨てる事 ミーハーで浮かれた ドラマの主人公を消す事だって 僕たち知る人ぞ知るフルコース どこにも売ってないしあなたじゃ 到底届かないそうやって中指を 立てた一服してみんなでピザ 食べた」 「ピザが焼けたよ」 ※池袋駅前で 挙動のおかしい1人の男性が。 「温かくてカリカリのピザだよ」 ※疑念が浮かんだ。 それは男性の薬物使用。 「ピザが焼けたよ」 警察「聞いてる 事答えてもらってもいいですか?」 「ポテトもあるよ」 警察「身分証とかないの?」 「チキンは余っちゃうから、、」 ※何も見つからない。 持ち物も調べて見たが 薬物らしきものはなかった。 「ピザが焼けたよ」 「ピザが焼けたよ」 「ピザヲタベ多」 ※えたいの知れない不吉な塊が 私の心を始終圧えつけていた。 焦躁と言おうか、嫌悪と言おうか 神経衰弱がいけないのではない。 また背を焼くような 借金などがいけないのではない。 いけないのはその不吉な塊だ。 ※梶井基次郎 檸檬 引用 いきな。 こいつはあたしが引き受ける。 「お人形ちゃんはひとり」 ただひとつだけ。 「真っ白な衣装を身に纏って」 わたしたちの敵なんだね。 「ステージの真ん中に立って」 あたりまえでしょ 「本当に歌うことはなく」 いいよ 「その一生を終えた」 一人ぼっちは、寂しいもんな。