高いヒールの帰り時は アスファルトの匂い 突然の雨に打たれて 手で前髪押さえていた パステルカラーの1LDK(ワンエル) 持て余していた 残り少しのアロマが 心許ない淋しさだった 揺れるセンチメント 雨の世界に入り込む 心なしか躍らされ 苦くて淡い 涙の味が胸に残る 滲んだ街並みを 優雅に眺めながら 窓越しに映った顔が 逞しく見えた 極上のシティポップかけて 夜の国に迷い込んだ この瞬間にも… 雨が世界を包み込む 委ねながら泳いでる 夜が明けるまで 止みそうにもないしもっと深くで 必要のない我慢を いつもしてしまうのは何故 後から思い残すのに… 雨の世界に入り込む 心なしか躍らされ 苦くて淡い 涙の味が胸に残る こんな夜も捨てきれない むず痒さが溶けてゆく 立ち直れそう っていうのはちょっと強がりかも