坂道 長いブロックの 塀の上で 眠っている黒い猫 肩から ICE BOXを 下げて歩く 少年のサンバイザー 遠くには遊園地 観覧車が のん気そうに廻る 向日葵が 黄金の 屋根みたいに 続いて ヘッドホーン くり返すテープ 夏を見ている 私一人 彩り 鮮やかな 水着 砂の上で 転た寝する午後に 去年と変わらないままに 波を寄せる 大きな青い海 遠くには遊園地 観覧車が のん気そうに廻る 声をあげて 二人 はしゃいでいたね 忘れない 車の鍵を差したまま ドアを閉めたの覚えてる いつか二人で また ここへ来ると 約束したはずよ あなた 今 何処で 夏を見ているの 水彩画 色褪せるように 思い出だけが 掠れてゆくけれど 観覧車 廻る夏の色 いつになっても あの日と同じ いつになっても あの日と同じ