昔ここでは空が動いていた それを少女は風と名づけた いつか吹き止んでた 震えてる この世界と消え 冷たい土に埋もれても ただ守っていくんだね のぼりゆく陽が大地を焦がしてた それを少女は夏と名づけた いつか連れ去るなら 震えてる この世界と行け 真っ白な腕 流れる雲 眠った血潮の夢 つらすぎる夢なら 少しだけ長かった 大きな雲を風が動かしてた それを少女は時と名づけた それはもう二度とは動かない この世界を止め 生まれる勇気を閉ざしてた ひとつの温もりさえ 真っ白な手が描く夢も この世界と消え 遠い遠い星で神話となり 語られていくんだね 今もまだここにいる あたたかな夢をみて