last sceneは、また見れなかった いつも良いところで 時計の針に急かされてアパートを 出る こないだまではあんなに 汗をかいていたのに 今では、 吐く息がまるでcasper みたいに真っ白さ この街にはなんでもあって 消えそうで怖いのさ 霞んだ窓を開けて 澄んだ空気を吸いこんだ 信号待ち、 遠くの空に気球が浮かんでいて そういえば小さな頃、 乗ったことがあったっけ 僕はいつからかずっと 焦ってばっかりで 少しは楽しんでやれよって 言われてる気がした あの日、僕が見たものは まだちゃんとありますか。 そこからはどんなふうに 僕のことが見えているかな。 「変わらないかい?」 理由もなく伸ばしたこの手が 掴んだものが どんなものだって それは全部の僕のものさ 君にも見せるよ きっとね またいつか始まりが 待っているのだろうか ノロマな日々を蹴って 会いにいくよ またいつか始まりを 見つけられるなら そうだ、last sceneはまださ 会いに行くよ、待っていてよ