夕暮れの方に体をさらす 傷あとが生々しい 当たり前のことを聞かせたい 暗くなる前に 期待はずれの結末に 黙りこんでしまうから いつもよりも静かな町だよ ギターが聞こえすぎる 嘘のない正直さよ 苦労ばかりを背負い込むな 増えすぎた詩人がくれるのは ぬり絵をするより やさしいことばかり 努力をしてきた友達は いつまでもここにはいない 当たり前のことを聞かせたい 孤独は歌になる 世の中を遠ざけるな 遊び相手は見つかるよ 夢のない場所を捨てるのは ぬり絵をするより やさしいことなのに 変わり者の歌をきいて 変わり者が手を叩く 当たり前のことを聞かせたい 誰の息子であっても 誰の娘であっても 誰でも誰にでも