波打ち際 寄せて返す 記憶の中でまだ踊り続けてる 名前を呼べば振り返る気がして 人混みの中探し続けている 今は霞む幻を振り払うように ただ繰り返す日々を 夜汽車は次の駅へ向かう 降りる人乗る人を替えながら その首筋 その笑い方 指に絡まる髪の毛もみな覚えてる また会えるかな 長いまつげ 鎖骨のくぼみ 丸くて小さなその鼻もみな覚えてる また会えるよね 巡り巡って また会えるかな 命ひとひら 灰になって かけがえのないということの意味を 知る 他の誰にも代えられぬからこそ 生まれ変わりを人は願うのでしょう 雨つぶになってまた降りてくる 時が来ればやがて同じ空の下で 鋭い目も 大きな腕も あの日交わした約束もみな覚えてる また会えるよね 隙間風が忘れないでと 囁く声が聞こえてる 巡り巡って また会えるかな いつの日か また会えるかな
