茜雲下 並んだ影二つ 浴衣着てはにかみ うねった前髪 流れ落ちてく 冠花火 祭囃子の音が聞こえる 君の声でかき消してよ 今年の夏は暑く刹那に 過ぎ去っていく そっと 感情加速していく 盲目さえ 心地よくて 夜に咲いた花と 君の横顔 妙に 凛として 溶けきったかき氷 涼風が運ぶ 秋の訪れ 入道雲見つめ もうすぐ泣き出しそうで 儚く落ちた 線香花火 祭囃子の音が聞こえる 君の声届かないよ 今年の夏は長く切ない 風鈴のように そっと 哀愁加速していく 孤独さえ 受け入れていく もやがかった空 夜のしじま 妙に 凛として 溶けきったかき氷 いつも当たり前に 隣では君が笑っていて もう君の隣で 笑えなくて 祭囃子の音を聞く度 君の声 温もり 全部 今年の夏は長く切ない 風鈴のように 祭囃子の音を聞く度 君の声 温もり 全部 今年の夏は長く切ない 風鈴のように そっと 哀愁加速していく 孤独さえ 受け入れていく もやがかった空 夜のしじま 妙に 凛として 溶けきったかき氷