揺れる光を伝う青 眩しい季節 吐息と木漏れ日 淡く思い出して泡立つ心を 白く照らしそうな季節 泣きそうな日々と共に生まれた夢は 熱を帯びて宙を舞う影ぼうし 急上昇する飛行船 雲を押し込めて 揺蕩い空を唄う新しい軌跡 遠く聞こえる唄 君に会いたくなって また失って気づいた 改札を抜けて見える記憶を辿った 地平線 いつまでも口遊む 翠夏の唄 滲んだ輪郭は青 過ぎ去りし日々がそこら中振り撒く 紅く染まり出した空を追いかける 君と歌った気がするよ どれだけ追いかけても 追いつけないよ 「夏に帰る」と言った影ぼうし 急上昇する花火は雲を割いてく 焦がして空を舞い届きそうもない… 遠く聞こえる唄 風を抜けて 探し疲れて気付いた 交わしてた言葉は いつまで残しとけばいいの? 少しずつ溢れてく 翠夏の唄 繰り返し聴こえた 君に会いたくて 探し続けて気付いた どこまでも吹いていく風は 少しだけ気持ちを伝えて 地平線へ消える 翠夏の歌