美しい君が奏でるなら 僕はいつだって 白く凛とした一輪の君は いつもそこで微笑んで 雨が夜を濡らす日々も いつもそこで根を張っている ひらりひらひらと 移ろいゆく時間(とき)に はらりはらはらと 零れゆく形にならないものどれも さらりさらさらと 流され気付かされ芽生える 美しい四季が奏でるなら 君は溶け合い 色づくのでしょう 時に溢れ落ちる雫なら 僕が拾い上げておきましょう だからどうか変わらず咲いていて 白くまだ描かれぬ僕の心 いつも君が微笑んで 強く濁りないその真っ直ぐな想い 吸い込まれゆく ゆらりゆらゆらと 移ろいゆく気持ち はらりはらはらと 崩れゆく形にならないものそれは さらりさらさらと 壊され気付かされ育む 美しい君が奏でるから 僕は寄り添い 差し伸べるでしょう 揺るぎないその芽を摘むのなら 僕が この僕が許さない 君に似合う強さを纏おう きっと 真っ暗で聞こえない 涙つまり歌えない日々もあった でも今はここに 照らされ 生きている 美しい四季が奏でるなら 君は溶け合い 色づくのでしょう 時に溢れ落ちる雫なら 僕が拾い上げておきましょう 美しい君が奏でるから 人は寄り添い 差し伸べるでしょう ずっとずっと そう咲いてゆけ 強く強く ほら咲いてゆけ 僕もゆくよ 次なる光へ