赤い果実のDestiny 遠い昔に異国で見た記憶 巡り巡る魅惑の彼方 首筋漂うムスクの香り 今宵私が世界一のビーナス 下弦の月が昇る時刻に西の国へ 向かう馬車 彼の隣にフィアンセが居たらだとか 嫌われていたらどうしようなんて 被害妄想? (Maybe) それほど怖くて ロウソクの火は頼りなく揺れて ため息を掻き消すように鐘が鳴り 響く Shall We Dance? さぁさぁパーティーの幕が今上がり 愛しい人の声が聞こえる 顔を上げた瞬間 不意に重なり 奪われた唇 それは未知なる恋の味 別々の国で生を享けた日 二人に与えられた運命(さだめ) 抗う事が許されなくとも 今宵僕が君を守る騎士(ナイト) 頬を赤らめる君の姿はどんな花より 麗しいLady このまま 僕のものにしてしまいたいよ どうかその手を離さないでいて 夢物語? (Adore you) 始まったばかりさ 舞台はアビスかエデンの園か 二人きり朝まで踊り明かそう Shall We Dance? さぁさぁパーティーの続き始めよう 僕の袖を掴んでイタズラっぽく 目を瞑り近づき 影が一つに 震えている唇 お返しは甘い恋の味 いつの 日にか 大人に変わる 「ねぇ...もう私... 昔みたいに子供じゃないんだよ... 愛してる」 切なくて苦しい狂おしいほど 愛おしい この恋 罪だと知っても 口を付けたら最後 戻れはしない 赤い果実のDestiny さぁさぁパーティーも終わりが 近づき 神は残酷に朝を連れてくる 泣きそうな君を 強く抱きしめ 最後の口づけを 赤い果実のDestiny