ラジオの向こう君は宝箱を開け きっと大切な何か握りしめた 掌に乗せた分と涙の数を 天秤にかけた顔は歪んでた 残酷な世界とは裏腹に君は綺麗だ 汚れきった大人達に聞かせたい物語 一分間の 小さな小さな手は大きな夢 希望 握り締めた いつか出会うあなたの街まで届け 届けって泣いていた サイレン響く街をひたすら歩く やけに落ち着いた胸が悲しかった もし眼に映る景色が今と違えば 守るべきもの全てを守れていたの? 限られた日々の中で僕に何が出来る のかと 考えては動けずにいた僕に君が教え てくれた 儚いものなど何もないと全ては手の 中だと 身に纏った偽りの姿 壊して 壊して 小さな小さな手は大きな夢 希望 握り締めた いつか出会うあなたの街まで届け 届けって泣いていた 届け