自転車のペダルをこいで 君の家の前まで迎えに行くよ 旅に出よう 忍び込んだ夜の学校 暗い校庭 プールサイドは砂浜 二人きりの 世界が軋む音は ここまでは届かない この場所は今 二人の無人島 君は綺麗だ 濡れたシャツに肌が透けていて 生温い風に靡く 君の髪は 蒸し暑い夜を泳ぐ 人魚のよう 心が軋む音は 大人には聞こえない この場所は今 二人の無人島 君は綺麗だ 今日の事も嘘にされそう 水面から浮かび上がる 二人の影はどこまでも 白く伸びて 君の目には 三日月がふわりゆれて 物足りないとどこまでも 僕を困らせて イメージ通りの答えなんか 求めていないはずだよね? その場しのぎの 触れない明日を これは確かなモノかと問われたら ここは今 二人の無人島 君は綺麗だ 濡れたシャツに肌が透けていて また思い出せたら それは良い事さ そうやってわかるから