目が覚めてしまえば広がる世界に 何度目かもわからない虚無感 時計の秒針と心臓の音を重ねる このまま止まって 何にも聞こえなくなればいい ひだり手首の古い傷は何を 物語ることもなく 薄くなる頃には原因すらも忘れてる 都会のノイズにかき消される叫ぶ 声は どんな音を奏でどんな色を見出せば 君に届くのだろう 誰かの コピーとかそんなものじゃきっと 表せない このとき初めて感じた 気持ちは時計とはまた違う心臓の音 ひだり手首の古い傷は何を 物語ることもなく 薄くなる頃には原因すらも忘れてる あの日 君に伝えたかった言葉 伝えられずに増えた傷跡 弱かったって思い返したって 思い出でしかないからもう あと何回 転べば僕は強くなれるかな 裂かれる前にと自ら引き裂いた心 立ち上がれなくても 届かなくてもいつかのために 「僕はここにいるよ」と 精いっぱい自分なりに叫んでみる 強くありたい そう願ったときからきっと時計は 動いていた 気づかせてくれた 君に伝えられるまで 僕は声を枯らして叫ぶよ