「回復 & グラデーション」
“ 回復 ”
切なさや悲しみの歌は
とても心の底に深く響く
言葉にすれば
美しく永遠にこだまする
それはアイデンティティ
自分を形成する物語
その大切な想いは
どんな風を
君に届けているのだろう
その風は
つねに誰かを癒している
時の止まった時計の針が
心の声に微かに揺れる
感じるんだ
自由はそんなに
怖いものじゃないはずさ
きっと明日
君は窓を開け
空の景色を楽しむだろう
儚い世界に
透明な心のメロディ奏でよう
救世主でも聖者でもない
悲しみや愁いと
手を繋いで
一緒に歩いて行くだけなのさ
“ グラデーション ”
社会の中で
自分の色で生きるのは
なかなかに難しいよね
いくつかの仮面が必要で
時には迷彩服すら着ることになる
立場や役割に調和
社会でお金を稼ぐには
そんなリスクは避けられない
駄目な人と思われたくない
優しく真面目な誠実な
そんな人でいなければね
でも本来人間は
わがままで自己中心的
責任なんて取りたくないし
怠惰に楽して過ごしたい
恋人や家族の中では
そんな気持ち
半々ぐらいで居たいよね
一人の休日そんな日は
全力でダラダラ過ごす
たまにはそんな時間が必要だよね
そのバランスをとることさえ
なんだかストレスを感じるけれど
それがやっぱり
生きてるってことなんだろうな
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