日々ライブハウスを駆け巡る、AWA MOSH PITクルーが毎月素晴らしかったアクトをライブレポと一緒にお届け🔥
2021年3月もAWA MOSH PITクルーは配信を中心に多くのライブをチェック。その数、31アクト!
一日も早く制限なく皆でライブを楽しめる日々が戻ってくることを願い、ライブハウスやアーティストへのエールも込めて、このプレイリストをお届けします。
ライブレポから当日の熱気やバンドの魅力を感じてもらえたら嬉しいです☺︎
📝AWA MOSH PITクルー ライブレポ
3/2(火) ヤバイTシャツ屋さん@Zepp Tokyo
:昨年10月から始まった"You need the Tank-top"TOUR 2020-2021 も終盤の59公演目となったこの日。かねてより『武道館でライブをやるよりも、ZeppTokyoで5daysをやれるバンドになりたい』と語っていたことを、今ツアーで有言実行してくれた。メンバーが"TikTokの曲"といっている「Bluetooth Love」のサビでは、顧客の皆が"ぷりてぃダンス"を完璧に踊るという、一体感のある幸せな空間が広がった。『本当のライブハウスはもっと凄くて楽しいところだから、次は声出してぐちゃぐちゃになって皆で楽しみましょう。それまで一緒に頑張りましょう!』と語り、ヤバT自身が大好きなライブハウスを守るために、全国各地をまわってきたバンドとしての決意と、この1年の彼らのライブの進化を感じられた1日となった。
3/5(金) allicholy@赤坂navey floor
:2021年、allicholy初めてのライブ。3月3日リリース、5人体制で初めて作った「遠避行」を披露。青い照明に照らされて、浮遊感のあるサウンドとVo&Gt.れい菜の繊細な歌声がとても綺麗だった。美しい鍵盤の音色、アクセントとなるエッジの効いたギターサウンド、ベースとドラムのグルーヴ感、メンバーそれぞれの音色が際立つ。ライブハウスの帰りの夜に散歩しながら聴きたくなる1曲だった。
3/5(金) 明くる夜の羊@赤坂navey floor
:Vo&Gt.カワノユイの『25分間、全身全霊でやります!』と力強い言葉通り、疾走感にあふれた楽曲「影の行方」ではステージを最大限に使ったライブパフォーマンスを披露。配信画面越しでも思わず拳を突き上げていた。MCでの『あなたに向かって歌っているけど届いているかは目に見えない。それでも音楽を続ける理由はこの音楽に嘘をついていないし、あなたに届けたいと本当に心から思っているから』という言葉に心がグッと掴まれた。音楽は目に見えない、だからこそ、その時間を共有できるライブの大切さを改めて感じた。
3/6(土) Broken my toybox@新宿SAMURAI
:「見放題東京2021」でSAMURAIのステージに登場。街の雑踏とピアノの音色がSEで響いてブロークンの世界へ。Vo.藤井樹のハイトーンボイスはまさに「口から音源」ってやつで、ファルセットも張った歌声も思わず聴き惚れてしまう。演奏も生だとBassもコーラスもより強く聴こえてきて、"ロックバンド Broken my toybox" をより体感できた。『(見放題は)ずっとずっと出たかったところ。オーディションにも何度も落ちた。…あと2曲、死に物狂いでやります!』そう宣言してからの「かけがえのないなどない」「おかえり劣等生」はまさにベストアクト。特に「おかえり劣等生」はメロから観客みなクラップし、サビでは拳を突き上げ、フロアの一体感がすばらしかった。
3/6(土) プッシュプルポット@新宿LOFT
:「見放題東京2021」に出演。13歳のときに震災で被災したVo./Gt.山口大貴の実体験をもとに作られた楽曲『13歳の夜』を、震災から丁度10年経ったタイミングでライブハウスで聴けたことに胸が熱くなり、いつの間にか涙があふれた。『一人ぼっちだった10年前の僕は最高の仲間に出会えた。この4人だから歌を歌えている。自分のことを好きでいるために音楽を覚悟を持って続けます。10年前に元気づけられた音楽で今度は僕が元気づけます!』と強い覚悟をきめた彼らは間違いなく私たちを救ってくれる"ヒーロー"であり続ける。彼らにしか作れない感動的ステージであった。
3/6(土) OKOJO@HOLIDAY SHINJUKU
:大阪の3ピースバンド、OKOJOが初の東京見放題登場。会場は入場規制。ライブでは音源以上にギターがしっかり主張し、会場を盛り立てていく。ファンは終始、手を振ったりクラップしたりと「ライブをみんなで楽しむ雰囲気」が広がる。演奏だけでなくMCも関西人ならではの掛け合いで会場には笑いが生まれ、アットホームな空気に包まれていた。OKOJOの真の魅力はライブにありといったところだ。選曲はそんな彼らのライブの魅力が炸裂していた「遮二無二は恋しない」で!
3/6(土) バイリンジボーイ@新宿LOFT BAR
:「見放題東京2021」に出演。初出演の見放題東京のステージを心から楽しんでいる様子が伝わるも、MCなどから垣間見えるメンバー同士の仲の良さや若さはほほえましく、温かい時間が流れていた。それでも楽器を持てば爆音をかき鳴らし、直球センチメンタルな歌詞とキャッチーなメロディを携えて駆け抜けるように演奏する彼らは最高にロックであった。この日は入場規制もかかり、これからのこのバンドの活躍がとても楽しみだ。
3/6(土) ルサンチマン@新宿SAMURAI
:「見放題東京2021」で新宿SAMURAIに登場。女性が多くを占める会場は開演前に入場規制。高校を卒業したばかりとは思えぬ演奏力を見せつけ、歌声もライブではより力強さを増す。「心配事」のサビでの全観客が拳を突き上げる光景は壮観。どの曲もアレンジが凝っていて、それをしっかりライブで表現できる彼らのテクに驚くばかりだった。『昨日高校卒業してきまして、今日が高校卒業してはじめてのライブです。高校時代いちばんライブで演った曲をやろうと思います。』そう告げてからの「大団円」では圧倒的な熱量を見せつけてくれた。これからのルサンチマンの活躍が楽しみで仕方ない。
3/6(土) Atomic Skipper@HOLIDAY SHINJUKU
:「見放題東京2021」に出演。無事に見放題東京が開催されたことや、こうしてお客さんを目の前にしてライブができることへの感謝を述べていたが、アツすぎるMCには思わず涙がこみあげた。オーディエンスも拳を突き上げて、フロアの熱は最高潮に!「ロックバンドなら」というストレートすぎる楽曲で、"ロックバンド"としてあるべき姿を私たち一人一人の目を見て届けてくれた。Atomic Skipperは正真正銘ホンモノの"ロックバンド"であり、私たちの"誇り"だと自信を持って言うことのできる最高のライブパフォーマンスであった。
3/6(土) Organic Call@新宿MARZ
:「見放題東京2021」で新宿MARZに登場。4人で拳を合わせてライブはスタート。1曲目の「茜色、空に灯す」からどの曲もギターの音色が心地よく、ロックを体現するような巻き舌交じりの強いボーカルでフロアを圧倒していく。『目の前には紛れもなくロックバンドがいるぜ!あとは俺たちに任せな!』そう叫ばれると彼らに身を委ねたくなるってものだ。中盤では4月にアルバムをリリースし、全国ツアーに出ることをアナウンス。『好きなら離れんな!愛してるならゼッテー離すな!』という一言はライブを、ライブハウスを心から愛しているOrganic Callが言うと説得力が違う。ライブ締めくくりはイントロが流れた瞬間、毎回心を掴まれる「海が見える街」。会場全体が拳を上げてオガコにパワーを送る光景を、絶対に手放したくないと感じる時間だった。
3/6(土) anewhite@新宿ACB
:急速に支持を拡大する4ピース、anewhiteが「見放題東京2021」新宿ACBのトリとして登場。Vo.佐藤佑樹のどこか草野マサムネを彷彿とさせる妖精感あるルックスから放たれる力強くも切なさを纏った歌声、2本のギターが前面に出るサウンドが印象的。キラーチューン「カヤ」ではDr.鈴木も観客にクラップを促し、フロアの熱気が増していく。MCでは気合を入れて全員髪型を変えたと話すほっこりシーンも。この日最後の楽曲「群像劇にはいらない」についてVo.佐藤がこう話す。『「群像劇」はお芝居の見せ方の一つのことを言うんです。主人公がいて脇役がいる劇と違って、みんなが主人公のものを言うんですけど。(コロナ禍で)自分の居場所を無くしてしまう人もいると聞いて…届いて欲しいメッセージを込めました』。そういうテーマのチョイスも、同世代のリスナーに寄り添うスタンスも彼らの強みだと感じるライブだった。
3/8(月) あるゆえ@下北沢MOSAiC
:下北沢MOSAiC presents.「City Lights vol.69」に出演。命を削っているかのように感情の全てを曲に込めて歌う姿からは目が離せず、全身で楽曲を感じることのできるライブでこそ真価を発揮するバンドであると改めて痛感。『私は自分で作ったこの歌で自分のことを救っています。この歌に生かされています。』とVo.紫月 が話した『騒音楽』という曲に、間違いなく私たちも救われている。1つひとつの歌詞と轟音が心に突き刺さった。
3/8(月) シャンプーズ@下北沢MOSAiC
:下北沢MOSAiC presents「City Lights vol.69」に出演。ド直球に心打つ熱量と熱いメッセージ、まさに青春パンクの熱い血を感じるライブアクト。上手くやろうなんて考えていない、がむしゃらに自分たちの音楽を信じている姿がとにかくカッコ良かった。素晴らしいメロディーセンスと歌声に、フロア全員が拳を突き上げる光景が今でも目に焼き付いている。
3/10(水) バウンダリー@下北沢SHELTER
:『Paddy field presents - supported by SHELTER to the next field vol.10』に出演。20分間という短い持ち時間だったが、熱い真っ直ぐな思いを音楽に乗せて届けてくれた。ステージ上での3人が心の底から楽しんでいるのが伝わってくる、パワフルなライブアクトだった。特にドラムのパワフルさは音源だけでは伝わらない、ライブハウスだからこそ伝わるものだと感じた。"大阪バウンダリー" この名前はより知れ渡っていくことだろう。
3/12(金) レイラ@下北沢SHELTER
:レイラが初めてワンマンライブを開催した下北沢SHELTERにて、Youtube公式チャンネル登録者数10,000人突破記念無料配信Live『Bannin-uke』を開催。コロナ禍で思うように活動が出来なかった2020年だったけど、2021年1月から3ヶ月連続リリースをしてきたレイラ。それぞれ新しいレイラの一面が垣間見える新曲たち。「Flyaway!」は、ミドルテンポでシンプルながら、骨太のドラムとベースが心地よかった。
3/13(土) ズーカラデル@EX THEATER ROPPONGI
:『スペースシャワー列伝 JAPAN TOUR 2020~仕切直始の宴~ 』にて。2020年2月に始まったツアーが中断となり、約1年ぶりに4組が再び集まった。(※Suspended 4thは新型コロナ濃厚接触者にあたるメンバーがいたため、やむを得ずこの日は出演キャンセル。)そんな仕切り直しのライブのトップバッターはズーカラデル。後に登場のハンブレッダーズに"最初の一音がデカかった"と言わしめた「アニー」からライブがスタート。MCにて『観客はとても他人と認識していたが、この1年経ってそうじゃないと感じた』とVo/Gt.の吉田崇展が話す。その言葉を実証するようにステージとフロアの一体感をより強く感じるライブアクトだった。
3/13(土) ハンブレッダーズ@EX THEATER ROPPONGI
:『スペースシャワー列伝 JAPAN TOUR 2020~仕切直始の宴~ 』にて。ズーカラデルに続いて登場したのがハンブレッダーズ。バンド、ツアースタッフ、観客すべてに感謝を述べたMCに心を打たれる。特に『生の熱量に勝るものは今のところないと思っている』というVo/Gt.のムツムロのMCの通り、ステージとフロアの熱量はどんどん高まっていった。そしてラストに演奏されたのは「ライブハウスで会おうぜ」。ライブハウスに対する強い愛情がステージからフロアに以心伝心されていくのがわかる圧巻のアクトだった。
3/13(土) KOTORI@EX THEATER ROPPONGI
:『スペースシャワー列伝 JAPAN TOUR 2020~仕切直始の宴~ 』にて、この日のトリを務めたのがKOTORI。ステージの照明を背中に浴びながらコロナ禍で発表した「We Are The Future」からライブがスタート。KOTORI自身、半年ぶりのライブとのことで、『半年分のうっ憤を解き放って帰ろうと思います』というMCの通り、お客さんを熱くさせたり優しく包み込んだりと、心をガシッと掴んで離さないライブ。そんなKOTORIのセットリストから、特にステージとフロアが一体となった「unity」を聴いてほしい。
3/19(金) the scented@西永福JAM
:『the scented pre. レコ発&活動開始ワンマン"sent"』を開催。この日はバンドの始動ライブという記念の日。静寂と轟音の音のコントラストと、光と影の照明のコントラストが鮮やかで、その残響が今でも記憶に残っている。セトリの大半はまだ発表していない新曲で、これから世に放たれるのが楽しみな曲ばかりだった。そんなthe scented始動の日は、バンド最初のリリース曲「明滅」で締めくくられた。
3/20(土) 南無阿部陀仏@吉祥寺 ROCK JOINT GB
:「一つの人生の『卒業』~過去と未来を結ぶ新たな道へ~」というタイトルで生配信を行った南無阿部陀仏。昨年高校を卒業した彼らにしかできない本当の卒業式さながらの進行で、卒業生とのZOOM中継や卒業証書授与などの後にライブを披露。学生に限らず、何かを"卒業"する人に向けた全身全霊のライブパフォーマンスは圧巻で、1つひとつの言葉や歌詞が心に突き刺さる。10代の等身大の気持ちとフレッシュさを感じることができたアツいライブ。『"卒業"して新しい場所にいくと色々なことにぶつかるけど、人生は大冒険!楽しみながら精一杯行きたい道に全速力で!』というメッセージから、新たな一歩を踏み出す勇気をもらえた。
3/21(日) irune@下北沢ReG
:「07"69 vol.2」に出演。緊急事態宣言下のイベントとなり、とても悩んだ末に出演を決めたというこの日のライブは、イベント開催のために奔走したスタッフや足を運んでくれたお客さんに向けて自分たちの音楽で"感謝"を届けるというまっすぐな気持ちが表れていた。Vo.ヨシスエコージの優しくも芯のある歌声が響き渡り、1曲1曲の歌詞がしっかりと心に届く。『いつ明けるかわからない夜を歩いているような日々ですが、いつまでも僕たちはあなたのそばで一緒に歩みます』と、私たちを温かく包み込んでくれた。
3/21(日) フィルフリーク@下北沢ReG
:「07"69 vol.2」に出演。『帰ってきたぜ下北沢!下北沢ReGで育ったバンド、フィルフリーク です!』と叫ぶ。この日この会場でのライブは彼らにとって特別なものだった。広瀬とうき(Vo./Gt.)とゆっこ(Vo./Pf.)の息のあった男女ツインボーカルはとても美しく圧巻。自分たちを育ててくれたライブハウスに、ひと回りもふた回りも大きくなって帰ってきた彼らはライブの一瞬一秒を逃さず楽しんでいた。多くの人が拳を上げて観ているなかで、お客さんが数人のころから歌っている「最終列車」を披露。成長した姿を見せつけると共に、今後のさらなる躍進が確信できた素敵なライブであった。
3/21(日) YENMA@下北沢ReG
:「07"69 vol.2」に出演。4月に渋谷WWWでバンド史上初のワンマンを控える中で、地上波出演やタイアップなど勢いの止まらないYENMAがトリで登場。ポップで軽やかな曲調の思わず身体が動いてしまう楽曲で畳みかけ、フロアのオーディエンスの熱は最高潮に。ライブでこそ真価を発揮して音源の何倍ものパワーで曲を届けてくれる正真正銘の"ライブバンド"であった。『悲しいことも多いけれど、エンタメは絶対に無くなってはいけない。僕らの音楽で盛り上げていきたい。』という言葉からも強い意志を感じることができた。この4人ならこれからどこまでも大きいステージへ私たちを連れて行ってくれるはずだ。
3/26(金) なきごと@CLUB CRAWL
:「かたことの記念日 -5th ANNIVERSARY-」に出演したなきごと。かたことの記念すべき1日をお祝いするべく『かたことでも愛を届けにきました!!』と、念願のツーマンをとても楽しんでいるように感じた。なきごとの楽曲の世界観がライブハウスを包み込み、Vo./Gt. 水上えみりの透明感がありつつ強さを感じる歌声が響き渡り、心地の良い時間が流れる。『あなたの代わりなんて誰もいない。あなたはあなたらしく。』という観客一人ひとりの存在を肯定する言葉に救われた。"なきごと"というロックバンドと私たちの出会いに感謝したくなるライブであった。
3/26(金) かたこと@CLUB CRAWL
:「かたことのきねんび -5th ANNIVERSARY-」を祝う記念すべき日。5年経っても変わらないメンバーの仲の良さが、とても微笑ましい時間だった。そして、音楽、バンドを心から楽しんでいる姿に心が熱くなった。まだ制約が残り思うように活動できない部分もあるが、10年後もかたことを観続けていたいと思った。そんな記念の日のセットリストからは「待ちぼうけ」を聴いてほしい。
3/27(土) 最果テルーティーン@新宿LOFT
:「MASH HUNT LIVE Vol.4」に出演。音楽をやることが苦しい時期があったが、このライブに出演することが決まったことで"音楽をやめたくない"と改めて歌い続ける決意が固まったと語る。しんどい時期を乗り越えたからこそ、彼女の透明感あふれる歌声にも芯の強さを感じることができた。ライブ後には『音楽をやっててよかった』という一言もあり、切なくも強さを兼ね備えた感動的なステージで心地の良い時間であった。
3/27(土)くだらない1日@新宿LOFT
:「MASH HUNT LIVE Vol.4」に出演。荒々しくも鮮烈なサウンドとまっすぐな歌詞でオーディエンスを熱狂の渦に引き込んだ。とてつもなく大きなパワーを持った彼らのライブパフォーマンスは圧巻で、フロアの熱も最高潮に!ホンモノのライブハウスバンドであり、"激情型ロックバンド"としての真髄を見ることができた。この日の"BEST ARTIST"を受賞した彼らの今後の活動から目が離せない!!
3/27(土) nolala@新宿LOFT:
「MASH HUNT LIVE Vol.4」に出演。『売れそうとか、ネクストブレイクとか死ぬほど言われてもう6年経ちました。』と語る一幕もあったが、まだ何一つ諦めていない強い意志をライブから感じ取れた。たくさんの人の思いを抱え、今までの自分たちが正しかったと証明できる日だと、このライブにかける並々ならぬ思いがライブに表れていた。この日も心地の良いツインボーカルで、目には涙を浮かべながらも飾らない歌詞。ストレートな気持ちを乗せて届けてくれる姿に心打たれた。
3/27(土) 藍色アポロ@新宿LOFT
:「MASH HUNT LIVE Vol.4」に出演。メンバー憧れのステージ"新宿LOFT"に立てた喜びを素直に語っていたが、結成1年とは思えない堂々としたライブパフォーマンスを披露。メンバー自身もライブをとても楽しんでいることが伝わり、藍色アポロが確立した彼らのバンドサウンドをしっかりと私たちに届けてくれた。安定感のあるメロディラインと高い演奏技術を携え、バンドとしての余裕も出てきた2年目の彼らの大飛躍が楽しみで仕方ない。
3/27(土) Panorama Panama Town@新宿LOFT
:「MASH HUNT LIVE Vol.4」にGUEST ACTとして出演。2015年に「MASH FIGHT! vol.4」でグランプリを受賞したときの思い出を語りながらも『俺たちが一番かっこいいと思ってステージ立ってます。6年経っても勝ち気なところは変わらずですが、来てくれた人にエネルギーを届けたいと思えるようになりました』と語った。『どんな人間も青くあり続ける!』と話して演奏された新曲「SO YOUNG」では、オーディションに出ていた若いバンドマンに向けて、若くて青くてまっすぐな今の気持ちを忘れるなとエールを送っているようにも感じられた。GUEST ACTにふさわしい圧巻のステージであった。
3/27(土) Kroi@渋谷WWW X
:まずワンマンを観て思ったのはKroiは「絶対にライブを観るべきバンド」だということ。音源で聴く以上に振れ幅の大きさを感じられて、ヒップホップもロックもオルタナも取り込んだサウンドに魅了される。そのサウンドと内田怜央(Vo)のアグレッシブなボーカルがしっかり噛み合っている。本人たちは自分たちを"ゆるい"と表現していたが、その音楽性や演奏力が洗練されているから出せる絶妙な"ゆるさ"なのである。観客に手拍子を促しながらはじめた「risk」はグルーヴがひたすらに心地よく、途中、長谷部悠生(Gt)が歌い出すどちゃふざけもありつつ、会場を熱狂に包んでいた。
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