1. 歌詞に差別用語「土方」、「ヨイトマケ」が含まれている点などから、日本民間放送連盟により要注意歌謡曲に指定され、民放では長い間放送されなかった。
2. 東芝音楽工業に対し朝鮮総連は、これが北朝鮮の歌であることと作詞作曲者名を明記すること、原詞に忠実に訳すことを求めていた。
レコード会社は国交のない北朝鮮の名を出すことを躊躇し、大韓民国も北朝鮮の曲が日本国内でヒットすることを望まなかったためレコード会社に圧力をかけ、結果発売自粛となった。
現在でも放送の自粛が完全に終わったとは言えない。
3. 露骨な原発批判の反原発ソングのため、自身が日本の原子炉サプライヤーでもある親会社の東芝からの圧力がかかったと言われている。
先行シングル「ラヴ・ミー・テンダー」ともども、「素晴らしすぎて発売できません」という新聞広告と共に発売中止となった。
4. 原曲「アンドーラ」は、小国アンドラとの比較によってアメリカ合衆国を風刺した反戦歌だった。このメロディに自衛隊の宣伝文句をそのまま載せた。
歌詞を真に受けて本当に自衛隊に入隊した人がいたことから、高田はこの曲を封印した。
高田本人は後年、「あれは最初からそういう風に右でも左でもいいようにちゃんと作ったんですよ。誤解するようにちゃんと作ったんです(笑)」と語っている。
5. 差別を扱った歌。実際に放送禁止されたわけではなく、「忖度」しての自主規制。
6. 4番の歌詞が先進的という理由でカットされ、その部分を省略して発表された。
7. 京都府の被差別〇落に伝えられた民謡を基にした曲。赤い鳥メンバーもヒットしてから被差別〇落の唄という事実を知った。
〇落出身の人々を傷つける結果となったこともあり、メンバー内でも葛藤があった。
正しくは「守り子唄」。子供を寝かしつけるのではなく、学校へ通ったり遊んだりする余裕のない10歳前後の少女の心情が唄われている。
〇落の唄という理由だけで、正当な検証もされることなくメディアから締め出された曲。
8.からっぽの世界
当時、音楽業界が自主規制用語としていた「唖」という差別表現が含まれていたため。
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