夏の名物

歌詞

2,XXX年7月7日18時 お空の上では2人暇つぶし 「今日は2人組がやけに多いわね 面白い2人見つけたら報告」 「そんなこと言ってる合間に ちょっと緊張している男の子 周りをチラチラ足下フラフラ 女の子も登場だ可愛いじゃないか」 本日は誰もが知ってる7月7日 七夕だお空の神様お祈りします そうだ今日は誰が何言おうが僕が彦 星 ここで決めるんだ僕の全てを込めて 辛いことあって泣きたい時は バてちゃって倒れても良いさ 君と見上げた花火の色は 君に見蕩れて覚えてはないさ 背中に乗ってる虫を眺めた 何も出来ないな僕と同じだ 見つけた星の名前を覚えた 君に教わったんだ覚えた ぎこちない2人嘲笑う様に 2人組が手繋いで過ぎ去る 「りんご飴食べたい」「綿飴も良さ そう」 その両手塞いだ飴に嫉妬する 何だ僕より甘い味するそいつらが好 きか? 思い通りに味わえればそれで良いの か? こっちも向いてよ味わってみて悪く は無いさ 鼓動が早くなる僕の身体の全て 君が動いたその度に匂う 汗とシャンプーが仄かに香る 何気なく歩くと手と手触れ合う 同時に2人の「ごめん。」重なる 歩いた分だけ君が気になる 僕の想いは君に届いてる? 見つめたその時唇が乾く 勢い余って「好き」が溢れる 「さあどうなるのかな」興味津々な 神様の声 「上手くいくといいが」心配してる 星空の上 いつどこまでも続く気がしてる今こ の時間 どんな事も受け入れるよ君の全てを 知って 流れた時間の卑しさを呪う 虫の鳴き声が君を焦らす 困ったフリした横顔覗く 覗いた彦星何思い出す? 「少しだけ待って」君が呟く それを見下ろす織姫が嗤う 夏が終わってまたも寒くなる 夏の名物は散るのが似合う