回っているようで まわらない頭が 寝ぼけ眼を撫ぜる 睫毛がほんのり濡れる 机の砂時計 ひっくり返し宇宙を茶化す 手元に置くのは 不便なものばかり お洒落なカタカナが苦手 まだきっとあの人は夢の中で 少年少女の頃から僕ら 空にだけは素直でいられた 素直でいられた 乗り越えたようで 本当は慣れただけ 強烈な感情は時に 日々を壊してしまうから 窓を開けると微かに 子供たちの笑い声 ひっくり返す砂時計 あれは あの頃の僕らだ お洒落なカタカナが苦手 まだきっとあの人は夢の中で 少年少女の頃から僕ら 空だけには素直でいられた 自転車にのって どこか遠くへ旅に出ようぜ 旅に出ようぜ 水の煌めく 街を目指して 今をあやして