ようやく 届いた あなたの手紙 砂浜に 座りこんで また読みかえす いつでも 薄っぺらな あなたの手紙 いつでも あついのが 私の手紙 Ah… 風が 私の髪を 激しく揺らすたびに Ah… あの日 あのときの 口づけ 思い出す 青い 島影 そのうしろから ゆっくり 出てくる 黒い貨物船 私は ひとりで 浮かんでいるわ あなたの 船のかじ どこに向かうの Ah… 波が 大きな音で 激しく 寄せるたびに Ah… あの日 あなたの腕の 力を 思い出す ♪ たった 一枚の 便せんの上に 面倒くさそうに 文字が並んでいる 好きと いう字を いつも探すのよ たった 二文字 待っているのよ Ah… 風が 私の髪を 激しく揺らすたびに Ah… あの日 あのときの 口づけ 思い出す