春の日だまりを君と歩いてた どこか遠い夢の中を 校庭の桜始まりの鐘は 朝日の向こうで途切れた 白いカイトに乗って二人は別の未来 の中 降る雪のように咲く花のように 出会いと別れが季節を編むよ 明かりを灯そう心の中に 今 春の嵐で消えそうな火を 積み木のオモチャをわざと崩すよう な そんな明日を求めてた ペンキを塗り重ねて二人は別のドア をくぐる 打つ波のように散る葉のように カタチあるものが星へと還る 色褪せたはずの胸の痛みが なぜ春の嵐で疼くのでしょう 一番最初の絵の具で描いた絵を思い 出すように 明かりを灯そう 心の中に 醜い果実も 病んだ蕾も 咲いて美しい 散って狂おしい 今 春の嵐で消えそうな火を 今 僕らの胸に宿る光で