闇に立ち昇り溶ける白煙 僕が話した願いは 吐き出した煙と消えていく 滲む 夢に見たあの希望さえ 時を経て背を向けている その言葉に触れることはない 手を翳した太陽 陰りに満ちた目元 疑わずいられるなら この身染まる色は何 言うのなら 友を捨てた この僕に残るもの 消えぬなら 捧げるもの 何も無い 闇に溶けて朽ち果てる白煙 君に話した願いは 吐き出した煙と紛れて 歪む 持て余したこの感情は 刻と共に風化して 気付くことなく失われていく 透き通る迄の心 無垢とは程遠い 信じ合い交わす口約束ほどに 儚いものは無い 闇に立ち昇り溶ける白煙 君に話した願いが 吐き出した煙と消えていく 僕が 時を経て変わる頃には 離れていく君の姿 染まる色が隠してしまう 闇に立ち昇り溶ける白煙 僕が望んだ願いは 吐き出した煙と消えていく 滲む 夢に見たあの希望さえ 時を経て 背を向けている その言葉に触れることはない 空にふと吐き出す青白い煙 空に散る願い 届くことはない