男は心に百匹の蝶を飼い 百人の女を愛するものだと うそぶくお前を殺してやりたい 殺してやりたい 女の心が一匹の蝶のため ぼろぼろにされたと思うと くやしさで体がわなわなふるえる わなわなふるえる ひらひら舞うがいい 季節はみじかい バラの花びらにお酒をためて お前の帰りを待っているよ 死ぬ気でおいでよ バタフライ バタフライ バタフライ お前は男 男は心に百匹の蝶を飼い 女には見えない夢みるものだと 微笑んだお前をつないでおきたい つないでおきたい たしかにこの手で 抱きしめているけれど 百匹の蝶々がベッドをとび立ち ぬけがらのお前のからだはつめたい からだはつめたい 自由にとぶがいい 季節はみじかい 九十九匹の蝶々が死ねば お前の心が見えるだろう 逃がしはしないよ バタフライ バタフライ バタフライ お前は男 バタフライ