欠けた夜の断面をなぞる 痛みはもうないけど 少しざらつく 夜空に穿った穴から零れる かつては僕の一部だった 輝き(こどもたち)よ 最後の一欠片になってしまっても 君は僕の名を呼んでくれる? 砕け散って失った方の僕を 君は愛していたとしても 強くなることは鈍くなることだと 誰かがそう言った それが誰かすら もう 忘れてしまった 目覚めても同じ二人のままなんて そんな奇跡に賭けてみる? 夜が明けたらきっと僕を思い出して 互いの傷痕が合えばいいね 最後の一欠片になってしまったら 君の手で打ち砕いてくれ 触れ合うたび傷つけ合った二人を 夜にそっと閉じ込めて