知らず知らずこんなに 遠くまで来ていたんだね ずっと走り続けた 僕の跡に何がある? 人はどうして生きているのだろう いずれ消えゆく運命(サダメ)と知り ながら だけど誰も生きている意味なんて わからないまま走り続けてる 降り続く雪 僕の手に舞い落ちて はかなげに形を変える この雪のように消えてゆく運命(サ ダメ)でも 君の心にいられるように 人は産まれる時 大声で泣き叫んで 神に与えられた 枷を嘆き哀しむの いつか誰かが教えてくれた 人は皆生かされているもの 永く永く続く時間の中で 「現在(イマ)」を作る歯車の一つだ と 降り続く雪 やがて消えてゆくけど 記憶の中 光り続け 確かに僕が「現在(イマ)」を生きて いたこと 君の心に残せるように いつかは僕も忘れられるのだろう この身体が終わるように 僕は歌うよこの命が尽きても 君の心にいられるように