霞みゆく視界 灰色の空 意識は遠く 感覚も無く 走馬灯の様に映し出されるのは 追憶の記憶 to remember the past 目まぐるしく変わる景色の中で 一つの影に導かれ深層へ 蠢動する人群 息絶え絶えに 呻き唸れ呻き 叫喚地獄 ヒラヒラと舞ゐ落つ 花びら見る度息苦し 微塵も感じぬ 咲き誇りたりし頃の美しさ 輝しき栄光も全ては過去 篩にかけられ排除されし 脆弱なる魂の叫びが 途絶えることなく鳴り響く 無力な叫び 悲しく響く 卑屈な笑い 虚しく響く 未練を残し 怨念を宿し 死霊と化し 空蝉彷徨う