理想郷なんてないよ 夢を描いてた人生 今じゃ、裏側に落書き ここじゃなかった気がするんだ 錆びついた剣を持って今も 立ちすくんだまま ファンタジアよどうか こんな僕にでも一つ 居場所をくれないか 「素晴らしい世界だ」って思う 現実を いつか見れるように 希望ほど恐ろしいよ 錆びついたコンパスは 今じゃピクリとも動かない どこに行こうとしてたんだ 目指す場所がもう分からないんだ 立ち上がれ勇者よって 目を凝らして見るほど 見えなくなるから 怖いんだ 空を見ても誤魔化せない 土砂降りがいつか晴れるように 覚めたままの眼で、 冷めきった夢をみる そんな焦燥に駆られる状況で 大丈夫、もう大丈夫じゃないよ だからもうお休み、 立ち止まったっていい ファンタジアよどうか こんな世界など僕には 変えられないから 不安背負い込んでいても 生きていたいのさ 暗がりから抜けれずとも ファンタジアよどうか こんな僕にでも一つ 勇気をくれないか 「素晴らしい世界だ」って胸を 張っていつか いつか言えるように だから、少しはマシに思える幻想を 僕にくれよ、今は、ただ、 それだけでいい