ああ 夜が降りて 閉じた街では 眠る誰かの思惑さえ 腰をおろして少し目逸らす 時間が迫り 雨が上がれば濡れた通りにも 芽吹きはじめたメロディの種 足が止まる 進むイメージもなく 逆らっていたいんだ 恋のような 勘違いのような のぼせあがる頭、身体、 全部わからないまま 君は離れていくんだな 定まらないままここへ来たんだな 僕はこのまま 変わらないでいられるか 遅くない 愚かしい未来も受け入れたら 行けるか? ああ 僕はひとりで 閉じた部屋には 埃かぶった青写真だけ 遠くない距離の誰かと同じで いたいってくらいさ(大抵暗いさ)