あの小さな一歩が 何かに繋がっていくだなんて まるで想像もできなかった 勇気を出して 目を覚ませ 侵される前に まだ見ぬ世界を 見上げればそこに 答えはあるから 怖くはない 怖くはないから クローゼットの中 シニカルなリアルを嘆いて 叫んだ 叫んだ 叫んだ 彼はやがて詩人となった 誰も見てくれなくて 何者にもなれなくて 手当たり次第に自暴自棄になって 震えながらも 新鮮だったはずの 妥協や諦めたちは やがて錆のように 張り付き朽ちてく 走り出せ 侵される前に 掌の中の 小さな世界を すべてだと思うなよ 怖くはない 怖くはないから 震えたペン先で シニカルなリアルを詰って 描いた 描いた 描いた 彼はやがて詩人となった いつしか視界に映るのは 過去の自分自身だった 当てのないリアル求めて 少しずつ歩幅重ねた もがいてたい もがいてたいんだ 僕が僕であるために 必死でもがいてた 笑った 笑った 笑った 僕はやがて詩人となった