風に触れて思い出す 捨てたはずの遠いノスタルジア 空が 雲が 瞼の裏で 静かに問いかける 最果ての幻想の先に 惹かれ合う 赤い糸が見えていたのに 追いかけて待ち続けて また見失って 一つだってわからなく なるのは怖くて 星も花も月も空も 変わらないのに 何故かどこか足りない ような気がしている ♪ 信じていたはずだった 当たり前の常識を振り切って 襲いかかる誰かの影を いつまでも引きずって 風を切る運命の針が 身を刻む音はいつか 止むのでしょうか 昇る者と沈む者の真ん中に立ち その両手を司るのが神だとして 陰も陽も善も悪も等しいなんて 私だけはそんな風に思いたくない ♪ 儚く薫る風と土の記憶 迷い 憂い 揺らぐとき心は 懐かしいあの景色を ただ眺めている 待ち侘びて追い求めて また見失って わからなくなるのは 今でも怖いけれど 星も花も月も空も 変わらないから それはいつか見つかるような 気がしている ♪