表裏ないのが良いのに 正直な夜も不安で 光を啄む二人 止まり木に寄り縋ろうとも 悲しみを確かめ合い 人知れず歌うよ 風に面影を残して 白夜の映る先で 遥かに生い立つ季節を 分かり合えるその日まで 熱りの冷めない姿で 暗闇の在処を失くすため 誰の行き先が消えても 端から涙にある この目で捉えた事実を 感じていたいだけと 探しているの お互いを溶かして混ぜても 沈み果てる場所はなくて 月の欠け落ちた憂いが 馬鹿だよねと言おうが 些細な言葉で触れずに 想う丈を歌うよ 風に面影を残して 白夜の映る先で 遥かに生い立つ季節が 分かり合えるその日まで