ステージに立ったその声が いつまでも響いていた 耳鳴りはもう通り越した 今日は救われるかな 色褪せないその衝動が いつまでも支えていた 夜の声は身体に毒だ 今日は眠れないよな あの日見た あのステージに 焦がれ、転がるだけの数年 昔々の僕が見れば 親指を立てるかい 上手くいかない左の手も どうにもならない言の葉も 全部が愛すべき僕と知って、 天を仰ぐよ 生活はそんなに明快じゃないけど 感情の揺らぐ"コード" は決まってるんだよ 余計ばかり歌って 耳鳴りは止まないから まだ消えない、 まだ消えない、 まだ在りますように まだ醒めない、 まだ醒めない、 缶ビールと見る夢 スポットライトを夢見て いつまでも続けていた "オリジナル"はどこにあるんだ 今日は救われるかな 替えの利かないそのコードを いつまでも鳴らしていた 僕自身が本当のドクター 今日もあと少しかな なぁ、 あの日見た あのステージに 焦がれ、転がるだけの少年 今はどこにもない半地下の 期限のないステージパス 日々忘れてく右の脳も 明日のために容量を空けていたよ そんな想像だけで飛べる、 天を駆けるよ 生活はそんなに変わらないけど 歌はここに在ったこと 覚えてるんだよ 耳鳴りは止んでも "うたう歌"なくなっても まだ消えない、 まだ消えない、 まだ在りますように まだ知らない、 まだ知らない、 僕が在り続けますように 早朝待ったバス停 小さく口ずさんで 昔々の曲聴いて 笑えてしまうよ