拝啓、自堕落を描く日々を どう過ごしている? 生憎、生活を満たす基盤は 急を要しない 追伸、悔恨の情は到底 消えることはない 四月についた嘘も 奇麗な儘 取り残されていく 名前の無い生き物と 二十一瓦の重みを 還す為、海が飲み込んだ ずっと深くまで 水平線の果てにて 快晴、昨今の情勢を 如何考えていますか 再伸、憂いな表情を 未だに忘れはしない 名前の無い生き物と 二十一瓦の重みを 還す為、海が飲み込んだ ずっと深くまで 四十日の制約で 水深数粁の 暗さすら忘れた生命を ゼロと成す為に 宛名のない手紙と 方舟に従って