閉め切ったこの暗い部屋で 身体埋め座り込んでいる 吐き出した煙と同じように 淡く消えちゃいそうだ 切り取った過去振りかざしては また目を伏せ誤魔化し続けて そうやって何かに縋って ただ ただ 馬鹿みたいだ… 乾いた夜に綴る 君への言葉は 空虚な町明りに灯されて 零れていく あの日の記憶が 涙色に染めて 幸せの作り方 忘れたんだよ 想い出にはしたくはないから 振り向かないで 君想うことさえも なくなるかな… 優しさが捨てられないまま 散らかった心の奥の方 未だに 洗い流せないのは 錆びついた 僕のせいだ 冷えきった声が 重過ぎて 肩を竦め 閉じこもっている そうやって何かを背負うのは 泣き虫な君のせいだ 二つの影隠して 降り続く雨は さよならの四文字をかき消して 薄れていく あの日の笑顔が 藍色に染めて 愛情の注ぎ方忘れたんだよ 思い出してほしくはないから 前だけ歩いて 染み付いた 心だけ 抱きしめてる 降り注ぐ雨が 五月蝿くて 僕の肩で耳を塞ぐけど それすら 疎ましく思うから たぶんもう変わらないな 零れていく あの日の記憶が 涙色に染めて 幸せの作り方 忘れたんだよ 想い出にはしたくはないから 振り向かないで 君想うことさえも なくなるから