明日へ向かって 向かって 向かって 向かうほどに 見えるのは 孤独なこの歌 空が落ちる前に 小さく息を吐いて 追い払うように煙を飛ばした 浮かぶ白さに心の迷いを 紛らわせるようにと願って 結び 解き 見えた世界 笑い 怒り 包んでくれた 明日へ 向かって 向かって 向かって 向かうほどに霞むのは 記憶の切れ端 そっと落ちて 今を走って 走って 走って そうして忘れてくのさ 旧い願いを 鮮やかな光と共に 大きな時間の果て 流れ着くまでに次の言い訳を 見つけられなかった時は 静かに身を裁ち 呑み込まれてゆくだろう 掴み 弾き 満ちた世界 長く 深く 沈んでいられた 星を奪って 奪って 奪って 奪うほどに失うのは あの日の眩しさ 幻に 夜を塞いで 塞いで 塞いで そうして見えないように 崩れた夢を 錆びついた彩りさえも 記憶の中で待っているのは いつのまにか遠ざかるのは 届かない足跡 セピア色に染まるまで 浮かび 消える 軽薄な歌 明日へ向かって 向かって 向かって 向かうほどに霞むのは 記憶の切れ端 そっと落ちて 今を走って 走って 走って それでも忘れないでよ 旧い願いを 鮮やかな光と共に 今すぐに夢から醒めて 明日へ向かって 向かって 向かって 今を走って 走って 走って