揺らいだ空気に触れていたって 気づかずに揺らいで 夜空はじに追いやって よろけてた気持ちすくって 早さにはまだ慣れないまま 雨の匂いに気づく夜は 足音まで耳すませて 慣れない 今宵抜け出せたなら 声が聞こえる 目の前の光が差す方へ あの季節をただ追って 慣れた記憶の中泳いで 今日もまた同じ夢を見た 潜り込んだ 仰いだ空気を吸っていたって 気付かずに 飲み込んで 無駄にしてしまって どうか この私の 気持ち救って 東京(ここ) にはもう 慣れたフリして あの頃から 変わらぬ夜に 目を閉じて 今日の風感じて 涙を 流せたなら 声が聞こえる 明日の光が差す方へ あの季節をただ追って 慣れた記憶の中泳いで 今日もまた同じ夢を見た 潜り込んだ