揺らいだ窓から朝日が刺していく 僕らの時間が止まらないように 溢れないように 気づけば憶いは儚く薄れてく 言葉は要らない 忘れないように 溢さないように 優しく抱きしめて 気づいてしまった夕方 あの日のホーム 夜には手を離して 言葉飲み込んでさようならをした 貴方は悲しみを越えて 僕のずっと先を往くんだね 溢れた涙の跡 消える足音 振り返っても僕はそこに居ない 今微睡みのような 朝にこだました『おはよう』は 朝靄に溶けていく ああまだ覚めないで 人生は続いても僕等の噺はこれで 終わりだね 今日を忘れないでね 約束ね 貴方は悲しみを越えて 僕のずっと先を往くんだね 溢れた涙の跡 消える足音 振り返っても僕はそこに居ない いつかは悲しみを越えて 僕のずっと先を往くんだよ 乾いた涙の跡 消えぬ足さ草かせ 振り返る必要のないように 今微睡みのような 夜にこだました『おやすみ』が 月明かりに照らされる 何度でも夢を見よう
