前から4列目 昨日と同じ背中と同じ黒板 別に見飽きたわけじゃないけど そらす視線 窓の外見るふりして 振り返る君がいる後ろ 5列目の君は席に反射する 日差しで眩しそう 帰り道の30分間も 自転車漕ぎながら 今日君と話したことばっか 思い返して あぁ たまに こうすりゃよかったとか あれ言わなきゃよかったとか 何回も思い返しては ペダルを強く漕ぐ帰り道 でも家に着く頃には 明日何話そうかな そんなことばっか考えて 君でいっぱいになる 玄関のドア開けたことも 靴脱いだことも 君を想う容量がいっぱいで あんまり覚えてないや だって君が笑うから どうしても伝えたくなっちゃうんだ 誰にも言ったことないから うまく伝えられるかわからないけど だって君に伝えたいから すごい臆病な僕が ちょっと臆病な僕になれる これが僕の甘い初恋 “君が好きだ” どの教科にも載ってない この心模様はそう まるでジグソー シーソー 結果はsweet or bitter? でも君がうなずくevidence無しなら どうせ言ったって赤面不可避 To confess 探すきっかけ 鼻啜る仕草にくびったけ そう遠くない? 君との距離何センチメートル? そっと寒さに震えマフラーに 顔を埋める振りをしてる君の仕草に 思わず眼差し向ける流石に 自然と君にむけてしまうピント 教えて欲しい1つぐらいのヒント 放課後の生徒会室 2人で話したお互いの夢 いつもよりはずむ君の声が なんか心地良くて もっと聞きたいのに 急かしてくる鳴る下校のチャイム あれ?なんであの時 2人きりになれたんだ 全然覚えてないや だって君が笑うから どうしても伝えたくなっちゃうんだ 誰にも言ったことないから うまく伝えられるかわからないけど だって君に伝えたいから すごい臆病な僕が ちょっと臆病な僕になれる これが僕の甘い初恋 “君が好きだ” 2度目のバレンタイン いつもよりも10分早く 登校してみたけど 今年も友達と一緒にもらう 君からのチョコレート 何通りもシミュレーションしたのに 美味しい!しか言えなくて ああもう僕の馬鹿 後で伝え直せるかな だって君が笑うから どうしても伝えたくなっちゃうんだ 手紙とかメールとかじゃダメ この想いを声で伝えるため だってチャンスは今日しかないから 今君に伝えよう 君がくれたチョコよりも甘い これが僕の初恋 だって君が好きだから どうしても伝えたくなっちゃうんだ いざ君を目の前にすると 言いたいことが パッと消えてしまうけど だって君に伝えたいから すごい臆病な僕が 力強い一歩踏み出せる これが僕のはじめてのコトバ 「君が好きだ」