夢を見る ずっと 時だけが過ぎて 何か変わったかな はぐれたこの気持ちは 宙に浮かんだまま 今日もポケットにしまって歩いてく 突然の風に戸惑うぼくたちを いたずらのように笑って あなたは去ってゆくの そしてなつかしい朝が 今日も扉を開けて あなたの眼差しに照らされて揺れる 白い花びらたち 軒先のランプ 消えて ふたりだけの店 残ったコーヒー 苦いねって笑ったりしたね ふたりの思い出さえ かたちぼやけてく 穴あきのポケットのような夕空 忘れてもいいよ 時が未来から流れる あたらしい歌がうまれる 涙の意味が変わる そしてなつかしい朝が 今日も扉を開けて あなたの眼差しに照らされて揺れる 白い花びらたち 大丈夫 つづいてゆくよと 囁き合いながら 木漏れ日の眼差しに揺れる あなたの明日のうた