大海原を夢見ていた頃は 怖いものなど何もなかったよ 海底に沈むいくつもの骸骨を 目の当たりにしてないから スイスイスイと前に進んじゃって 気がつけば後戻りできなくて 到達点はどこか知っていても 行き方が分からず 漂ってしまっている 持ち合わせの夢の形が変わっていく 臨機応変でいいよね 適応した者が最後に生き残るから 音楽は鳴り止まないとか 戯言は聞き飽きたんだよ 現実を 否定するための言い 訳でしかないくせに 東京に期待することは いい加減ほどほどにしたいけれど 街明かりが僕を眩しく惑わすから 今日も喧騒に飛び込み 精一杯泳ぐんだよ もがくんだよ 息継ぎなしで進み続けるのは心も 体も保たないから 自分に甘い性分も 案外捨てたもんじゃないってこと 実現性ない夢は泡となり消えていく 弱肉強食は当然 比較することでしか価値は 見出せないから 人生は一度きりだとか 正論はもうたくさんだよ 存在を否定されることへの耐性を 持ってないくせに 東京に依存することは 本当は必要ないかも それでも 月明かりが水面を美しく照らすから 浮上して息をするために 精一杯泳ぐんだよ もがくんだよ 音楽は鳴り止まないとか 戯言は聞き飽きたんだよ 現実を 直視しないための 願望でしかないくせに 東京に期待することは いい加減ほどほどにしたいけれど 街明かりが僕を眩しく惑わすから 今日も喧騒に飛び込み 精一杯泳ぐんだよ もがくんだよ