Track by梶 芽衣子
喪(うしな)ったのは 木枯らし吹き込む 安い部屋の中 別にどうって 事でもないし 畳の目の数 数えてた 靡(なび)かせたのは 孤児(みなしご)みたいに 死んだ瞳(め)の男 別にどうって 事でもないし 創(つく)った生(お)い立ち 話してた 捨てさせたのは 枕に見馴(みな)れぬ 髪の毛が一筋(ひとつ) 別にどうって 事でもないし 生命(いのち)の序(つい)でに 生きて行く