駅から家まで 月の半径くらいかな 酸素も意味もないこの身体を ただ仕方なく歩かせてたんだ キスをしたわ、バーガーを片手に 早業すぐのことだったの トンビが持ってくわたしの大切な 形の定まらない あぶくみたいな孤独が 身体を満たし息ができない 抱いて割ってほしいの あなたならできるでしょ? だってだいすきなの だいきらいなくらい 指先に灯る明かりだけが 今生きている証明なんだと あなたが要らないわたしなら わたしもわたし、要らないわ ここには誰もいない 何処にも誰もいない いないの 瞬く光の中愛し合った記憶が 身体を包み 焼き尽くしていく あなたくれた空気を めいっぱい吐き出したら 流れ星に乗って通り過ぎてくだけ