三日月 弓を張り 電車が横切る お夕飯の匂いがしたら 「帰っておいで」と声がする 新しいこと 知りたいな 懐かしいまま ぼくのまま はなればなれに なったあなたと 手をとり踊ったホームタウンで ムーンライト ムーンライト 照らされていくこの街を あなたと見ていた いつも見ていた 闇の中から ずっと満ちてきた うさぎは 餅をつき 鈴虫 歌うころ 僕は居残り 月と一緒に 「おつかれさま」と声かける ムーンナイト ムーンナイト ひとりで歩く この夜道に 針のない時計 丸くてきれいね 僕だけの時間(とき) すっと満ちてゆく 生まれた日も みていたかな 気がつけばこんな 大きくなった 忘れないでね 忘れないよに たまに月を見上げてみて ムーンライト ムーンライト 照らされていくこの街を あなたと見ていたい 1000年先でも 闇の中から きっと満ちてゆく