どうかしている季節に 君と出会えたのは偶然? 逃げたいこと知りたいこと 認めないまま 手を照らす星屑飲み込めば 子どものままの声 理性を溶かす極彩色 ひとりきりになったら 身体を奪うこの微熱に 酔いしれたままで さあ、 恐れることもない 一口なら 鳥になって、 誰かになって 今までの僕に別れを告げた もう鼓動が止まらない 届かないのは この空だけ 擦れ違う数だけ気づく 戻りたくない場所に 手を伸ばせばまた二人で 隠されたまま 燃え尽きる幸福感 その中で邪魔し続ける声 さあ、 夢のない世界で壊れるなら 鳥になって、 誰かになって 知らない扉を叩けばもっと もう恥じることなどなく 戻らないのはこの夜だけ 陽が登れば七色のキセキが泡になる 渇きの傷が言葉よりも突き刺さる 一粒だけ人並みの孤独を脱ぎ捨てて あどけないままネオンに溶けて 消える