読みかけてた本の ページをめくるように 止まっていた時間が 今やっと動き出す 一度は綻び 泡沫に消えた 儚い光をまた 覚えている いつかの唄 凍りつく夜に寄り添って 白い息で心交わせた あの頃のように 積もったのは雪では なくて〝すれ違い" 知らず知らず 大切な人をまた傷つけた 一度はちぎれて つかの間に消えた 儚い光をもう一度灯せたら 探している いつかのような 何にもなれそうな白い世界 もう自分を誤魔化したくない 無邪気な夢を 覚えている いつかの唄 凍りつく夜に寄り添って 白い息で心交わせた 無垢な瞳を ずっと探している 何にもなれそうな白い世界 もう自分を誤魔化さないように また歩き出そう