あと1メートル 君の家が遠ければ そんなことを願ってしまう帰り道 話したいこと 全部 話すには 短すぎる夕暮れ 「じゃあまたね」君の振る右手 くもったガラスを拭うみたいだ 『一緒にいたいよ』 言いそびれたことも 見透かされてるのかな 一人が寂しいのは 一人じゃない証拠だよ 別れが寂しいのは 隣にいた証拠だよ 触れられないことで ここにいないことで 伝わるぬくもりもあるよ 小さな出来事で大声で笑えたり 胸が痛いほどに 強く締め付けられたり 待ち遠しくなる明日も ねえ きっと 全部 全部 君がそばにいるせいさ あと数センチ 例えば 背丈が伸びたら 君が見ている世界が 少しは知れるかな 背伸びすれば 近づける距離が どんな壁より高い 『じゃあまたね』 振り向いて歩き出す 背中向けたら分からないこと その表情 その心の中も 想像してみるだけ 知らないことばっかり 沢山で不安なのは 新しい気持ちが 待ち受けてる証拠だよ 今は見えないから まだ分からないから 見つける喜びがあるよ 少しのさよならが一生に思えたり 重ねた思い出が一瞬に思えたり また恋しくなる明日も ねえ きっと 全部 全部 君がそばにいるせいさ 『一緒にいたいよ』 言いそびれたことも 明日は言えたならいいな 一人が寂しいのは 一人じゃない証拠だよ 別れが寂しいのは 隣にいた証拠だよ 触れられないことで ここにいないことで 伝わるぬくもりもあるよ 小さな出来事で大声で笑えたり 胸が痛いほどに 強く締め付けられたり 待ち遠しくなる明日も ねえ きっと 全部 全部 君がそばにいるせいさ 君がそばにいるせいさ