逃げ場のない街明りで あなたを遠くに感じてしまう 星が出会うガラスケースから 連れて行かないで 記憶を辿った面影に 終わりを告げる小鳥が踊る 冷たいシーツに埋もれたくて 呼吸を止めても 蝋燭が灯る 届かない岸辺 引き上げてく 雨 隔たれたこの想い出さえ 空に架かる橋になる 星になる あなたは早すぎたわ 目を閉じれば、ほら まだあの日のまま 狭間に零した涙さえ 手繰り寄せる糸になる また明日が来れば 離ればなれになるけれど 今は静寂にとける たわいもない月明かりで 息づくようなプラネタリウム 真昼も変わらず瞬いてる 私の半歩先を 照らしながら 極彩色の 絨毯 を広げて 真新しい靴を 鳴らして待ちわびる 流れ行く川は ミルクのように 染み込んでほどける 月立ちの夜空 くぐもって霞んだ震える言葉さえ あなたを呼ぶ風になる 今はただ優しい 温もりだけ 抱いたまま一人 今日も泣いてるの 隔たれたこの想い出さえ 空に架かる橋になる 星になったあなたは 遠すぎるけど 目を閉じれば、ほら まだ彼の日のまま